<平成25年度インド草の根無償資金協力実施案件>
「ビード県女性コミュニティのための伝統手工芸研修施設建設計画」
(供与金額:87,408米ドル)
平成28年2月25日、マハーラーシュトラ州ビード県において伊藤嘉章在ムンバイ日本国総領事、ムンデ・マハーラーシュトラ州農村開発及び水保全、雇用保障スキーム、女性・児童と開発大臣、他来賓、被供与団体「インダス・バンジャラ部族女性芸術開発協会」関係者および地元住民等約300名が出席して、上記実施案件の完成式典が行われました。ムンデ大臣は、市場の需要に対応できるバンジャラ部族の伝統手工芸品製作の研修施設の完成により、地域女性のエンパワーメントおよびコミュニティ全体の社会経済状況の改善が期待される本支援への我が国の支援に対し、喜びの謝辞を述べました。続いて伊藤総領事が長年に亘って実施している同団体による開発事業を称えるとともに、出席者一同と本件の完成を祝いました。本件では、バンジャラ部族の女性の生計能力育成のため、伝統手工芸品研修施設(503平米)を建設すると同時に、刺繍ミシン等の機材を整備しました。本件により、バンジャラ部族の生活環境の向上と伝統の保持および日印両国の友好関係が強化されることが期待されています。