< 写楽(しゃらく) >
この度、ムンバイフェスティバル実行委員会と在ムンバイ日本国総領事館の共催で下記のイベントを実施します。皆様のご来場をお待ちしております。
- イベント名:写楽展
- 開催日時
- 開催日:平成21年1月24日(土)~30日(金)
- 開場時間:午前11時から午後7時まで
なお、1月24日(土)11時より、オープニングイベントを実施しますので、多く の方の来場をお待ちしております。
- 開催場所
P.L.Deshpande Art Gallery, (Near Siddhivinayak Temple), Prabhadevi, Mumbai
ムンバイ市南部からシバジパークに行く途中にあるSiddhivinayak Temple(ガネーシャ・テンプル)の横にビルになります。
- 内容
歌舞伎役者を描いた独特の大首絵によって内外から高い評価を得ている東洲斎写楽を テーマとし、日本の今日の作家がこの傑出した浮世絵師を自由に解釈して制作したポス ター、絵画、立体作品等を展示するものです。
展示会は、「復刻版・写楽大首絵」、「グラフィック写楽」、「写楽へのオマージュ」の3部門構成となっています。
(参考情報):東洲斎写楽とは?
生没年不詳、江戸の浮世絵師。
江戸八丁堀に住んだ阿波藩お抱え能役者・齊藤十郎兵衛を写楽としているものの、決定的な証拠が示されるには至っていない。寛政6(1794)年5月から翌年2月までの約10ヶ月の間に、合計140種余の作品を残した。
作品の大半は、歌舞伎狂言に取材した役者絵で、他に相撲絵や武者絵等が若干知られている。最も高い評価を得ているのは、初期に発表された豪華な国雲母摺による28点の歌舞伎役者の大首絵である。しかし、写楽の作品があまりにも写実的に表そうとして、あってはならないように描いたため、世間からの支持を得られず、一両年で終わってしまったようである。
その後、ドイツの研究家ユリウス・クルト著による「写楽」が昨世紀初頭に刊行されたのを契機として”写楽ブーム”が海外に巻き起こり、これに後押しされる形で日本国内においても再評価がようやくにして進んだようである。ここにおいて、写楽は傑出した浮世絵師として、その真価が内外において定着するところとなったが、他方、写楽その人に対する謎は深まる一方であり、その素顔は依然としてヴェールに包まれたままである。

