ムンバイ市におけるマラリア流行等に関する注意喚起(平成22年8月4日)



 毎年モンスーン期になると、高熱を伴った風邪、インフルエンザ(H1N1型インフルエンザを含む)、マラリア(Malaria)、胃腸炎(Gastroenteritis)、デング熱(Dengue)などが流行しますが、中でも本年、ムンバイ市では例年になくマラリアが流行しているとの報道がなされています。
 右報道によれば、7月31日現在で17,136件のマラリア罹患者が発生し、ムンバイ市内の病院には約4千人のマラリア患者が入院中であるとされています。現在、市当局はマラリア蚊駆逐のため薬剤散布等を実施していますが、罹患者数は更に増加すると予測されています。
 ムンバイ市では、マラリア発生件数の特に多い地区として、アンデリー地区、ガートコパール地区、クルラ地区、キング・サークル地区、ダダール地区、パレル地区、バイカラ地区が報道されています。
 以上の状況をふまえ、在留邦人各位におかれましてはマラリアの流行をはじめとし、モンスーン期に多い病気に特にご注意いただきますようお願いします。日頃より感染予防や体調管理に努めていただき、不調が感じられる際には、早めに医師の診断を受けられることをお勧めいたします。
  なお、外務省や厚生労働省が、マラリアをはじめとする感染症情報(感染経路、症状、予防法等)についてそのウェッブサイトに掲載していますので、以下のリンクよりご覧ください。   

   http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C211

   http://www.forth.go.jp/archive/tourist/kansen/kansen.html