< 安全情報(ゴア州) (平成23年2月15日) >


ゴア州で1月中に発生した事件・事故情報に基づき安全情報をまとめました。ゴア州及び周辺地域にお住まいの方並びに同方面へ赴かれる皆様におかれましては、この情報を参考にして頂ければと思います。


麻薬関連事件・情報

○ 1月1日、麻薬捜査局は、LSD(15ml、30万ルピー相当)を所持し客待ちをしていたオーストラリア人の男を現行犯で逮捕しました。
(1月2日付現地紙)


○ 1月7日、北ゴア・アンジュナ警察は、大麻(802g、8万ルピー相当)を所持し客待ちをしていたインド人の男を現行犯で逮捕しました。
(1月9日付現地紙)


○ 1月12日、カルナータカ州ベルガム警察は、大麻(2.6g、260万ルピー相当)を所持していたインド人の男5人を逮捕しましたが、この中には、南ゴアの警察官1名も含まれていたと報じられています。
(1月13日、21日付現地紙)


○ 1月13日、ゴア州警察は、麻薬取締捜査局に所属する警察官を麻薬密売関与の疑いで罷免しました。罷免された警察官は、外国人女性2名に大麻を売ろうと、値段交渉している場面が隠しカメラで撮影され、地方テレビ局にその一部が放映されたことによるもので、警察は関係者を追及捜査中とのことです。
(1月14日、15日付現地紙)


○ 1月22日、北ゴア・アンジュナ警察は、大麻(1.26g)、MDMA(10g)等総額22万6,000ルピー相当を所持していたフランス人の男を逮捕しました。
(1月23日付現地紙)


○ 1月27日、北ゴア・アンジュナ警察は、コカイン(10g、5万ルピー相当)、MDMA(50g、25万ルピー相当)を所持し客待ちをしていたナイジェリア人の男を現行犯で逮捕しました。
(1月28日付現地紙)


○ 1月27日、麻薬捜査局は、大麻(3.34kg)、ヘロイン(450g)、LSD(6.7g)で総額315万ルピー相当を所持していたナイジェリア人の夫婦を現行犯で逮捕しました。
(1月29日付現地紙)


○ 1月29日、北ゴア、アンジュナ警察は、大麻(27g)、コカイン(7g)等総額6万2,000ルピー相当を所持していたインド人の男を現行犯で逮捕しました。
(1月30日付現地紙)


※ 以上の通り、ゴア州では麻薬取引が後を絶ちません。インドでは、麻薬犯罪に対する取り締まりが非常に厳しく、さらに量刑も重く、麻薬所持は懲役10年と罰金10万ルピー(支払わなければ懲役1年追加)が科せられる可能性があります。収監された場合、日本に残されたご家族の心配はもちろん、多額の弁護士費用等の支払いなども大きな負担になります。麻薬には絶対に手を出さないでください。


一般事件・事故情報

○ 1月9日北ゴア・アランボールビーチで、1月18日北ゴア・バガビーチで、それぞれロシア人女性が暴行を受けたとして警察に届出をしたと報じられています。
(1月10日、19日付現地紙)


○ 1月20日、北ゴア・アンジュナ警察は、北ゴア・シオリム所在の聖セバスチャンチャペル付近で不審な動きをしているフランス人の男を窃盗容疑で拘束しました。警察は、付近住民から通報により、フランス人の男ほか1名の不審者を職務質問しましたが、1は隙を見て逃走。過去に、周辺の教会からアンティークの木製や象牙製の彫刻が盗まれていることから、これらの関連も含めて、捜査を続けていると報じられています。
(1月21日付現地紙)


交通関連情報

○ ゴア警察では、2010年発生した交通事故死者数は321人(内訳は、二輪車152人、同乗者42人、歩行者74人、バスやタクシー等の乗客20人、自転車5人、その他28人)と発表しました。この事故原因の78パーセントがスピード違反、脇見運転と報じられています。
(1月8日付現地紙)


その他情報

○ ゴア州観光省は、1月11日、テロリストや麻薬犯罪の追跡を迅速に行なうため、観光協会に州内滞在客の身元確認を徹底するように要請しました。内容は、観光協会に所属するホテル、ゲストハウスは滞在客の電話番号(加入電話及び携帯電話)、写真付き身分証明書の確認、滞在客が既婚者の場合は配偶者氏名及び電話番号、未婚の場合は保護者氏名及び携帯番号を確認するとのことです。
(1月11日付広報紙)