< 安全情報(ゴア州) (平成23年1月19日) >


ゴア州で昨年12月中に発生した事件・事故情報に基づき安全情報をまとめました。ゴア州及び周辺地域にお住まいの方並びに同方面へ赴かれる皆様におかれましては、この情報を参考にして頂ければと思います。


麻薬関連事件・情報

○ 12月1日、北ゴア・アンジェナ警察は、3年間に渡り麻薬販売を行っていたインド人の男3人を逮捕しました。3人は、パトロール中の警察車両を見て逃げようとしたところを職務質問され、インド楽器シタールの中にコカイン(192g)、ヘロイン(440g)、大麻(24g)を隠し持っていたため逮捕されたものです。その後、アパートの部屋からヘロイン(310万ルピー相当)も押収され、有罪になると20年の実刑になると報じられています。
(12月1日付現地紙)


○ 12月2日、北ゴア・カングラート警察は、大麻(187g、18,700ルピー相 当)を所持し客待ちをしていたインド人の男を現行犯で逮捕しました。
(12月3日付現地紙)


○ 12月2日、北ゴア・サリガオ警察は、大麻(400g、8千ルピー相当)を所持し客待ちをしていたインド人の男を現行犯で逮捕しました。
(12月3日付現地紙)


○ 12月7日、ゴア・ビチョリム警察は、大麻(380g、5千ルピー相当)を所持し客待ちをしていたインド人の男を現行犯で逮捕しました。
(12月10日付現地紙)


○ 12月8日、ゴア・ビチョリム警察は、大麻(4.62g、4万5千ルピー相当)を所持していたインド人の男を逮捕しました。
(12月10日付現地紙)


○ 12月18日、北ゴア警察は、麻薬所持の情報をもとに、ナイジェリア国籍の男の部屋を捜査し、コカイン(12g)、麻薬(68g、128,000ルピー相当)を押収しました。
(12月19日、20日付現地紙)


○ 12月19日、北ゴア・アンジュナ警察は、大麻(90g、9千ルピー相当)を所持していた男を逮捕しました。
(12月20日付現地紙)


○ 12月20日、北ゴア・カングラートでMDMA等を所持し、それらを旅行者に売ろうとしていたナイジェリア国籍の男を逮捕しました。
(12月21日付現地紙)


○ 12月21日、北ゴア・カラングート警察は、コカイン(30g、15万ルピー相当)等を所持していたナイジェリア国籍の男を現行犯で逮捕しました。
(12月23日付現地紙)


○ ゴア州警察は、北ゴア・カンドリムのシャンタドルガ寺院近くで、大麻(2万8千ルピー相当)を所持していたインド人の男を逮捕しました。
(12月23日付現地紙)


○ 12月26日、麻薬捜査局は北ゴア・アンジェナでMDMA(4万ルピー相当)を所持していたイタリア人の男を現行犯で逮捕しました。
(12月27日付現地紙)


○ ゴア警察は2010年に発生した麻薬取締違反白書を発表しました。検挙件数63件、昨年(2009年)36件に比べ大幅な増加。うち、ゴア警察の検挙件数は50件、麻薬捜査局による検挙件数は13件でした。
(12月27日付現地紙)


※ 以上の通り、ゴア州では麻薬取引が後を絶ちません。 インドでは、麻薬犯罪に対する取り締まりが非常に厳しく、さらに量刑も重く、麻薬所持は懲役10年と罰金10万ルピー(支払わなければ懲役1年追加)が科せられる可能性があります。収監された場合、日本に残されたご家族の心配はもちろん、多額の弁護士費用等の支払いなども大きな負担になります。麻薬には絶対に手を出さないでください。


一般事件・事故情報

○ 12月5日、英国人旅行者が、パナジ市からオールドゴアに向かうバスに乗車中、現金とクレジットカードが入った財布を何者かによって盗まれるスリ事件が発生し、警察に被害届を提出したとのことです。
(12月7日付現地紙)


○ 12月6日、スウェーデン人旅行者が、パナジ市のバスターミナルからバスに乗車した際、何者かによってハンドバックがひったくられる事件が発生し、警察に被害届を提出したと報じられています。
(12月8日、9日付現地紙)


○ 12月22日、ムンバイからの旅行者が、パナジ市のバス停からバスに乗車した際、ズボンの後部ポケットを切り取られ現金10万ルピーの入った財布を盗まれる事件が発生しました。
(12月24日付現地報道)


※ ゴア州では、バスの乗客を狙ったスリや、引ったくりが多発しており、特に外国人が被害に遭っていることから、所持品には呉々も御注意ください。


○ ゴア警察によりますと、2010年1月から11月までに発生した車両盗難数は333台(2009年中の339台とほぼ同数)であったとのことです。盗難車の内訳は、バイク300台、自動車33台となっており、そのうち153台が南ゴアで盗難されているとのことです。警察は、車両盗難が組織化されていると指摘しており、盗難された車両は解体され部品を売却されるか、またはエンジン番号やナンバープレートを変えて中古車として売却されていると報じられています。
(12月21日付現地報道)