< 安全情報(ゴア州) (平成22年11月10日) >


モンスーンシーズンも終わり、今年もゴアの観光ハイシーズンが訪れました。ゴア州で10月中に発生した事件・事故情報に基づき安全情報をお送りいたします。ゴア州及び周辺地域にお住まいの邦人並びに同方面へ赴かれる邦人の皆様におかれましては、この情報を参考にして頂きたいと思います。


テロ関連情報

○ ゴア州警察は、テロ対策として宿泊施設に対する、チェックインの際の顔写真撮影、予約の無い者の宿泊拒否、宿泊客以外の来訪者に対し入場可能なエリアを限定することなど新たな規制策を検討しています。これらの規制は、宿泊客にとって不便を与える可能性があることからホテル側の反論が予想されますが、警察ではテロリストから安全を守るためであるとして、理解と協力を得ていくとのことです。
(10月31日付け現地紙)


一般事件・情報

○ 北ゴア・アランボールビーチでは、英国人女性(27歳)がビーチで日光浴をしていた際、地元の男性から性的暴行を受けるという事件が発生しました。男性はすでに逮捕されています。
(10月5日付け現地紙)


○ 10月5日、ゴア州ポンダ警察は、アーユルベーダの医師と偽って診療所を経営していたインド人2名を逮捕しました。この二人は医師免許等を所持しておらず、また1年以上も前に使用期限が切れた薬を販売していたことのことです。警察では、医師免許を提示しない診療所や「どんな病気も治る」などと偽って患者から金をだまし取ろうとする偽医者には注意するよう


○ 北ゴア・ペルネ地区では、オーストラリア人女性(29歳)が、マッサージ師の男性から性的暴行を受けるという事件が発生しました。滞在先のホテルの部屋にマッサージを呼んだところ、そのマッサージ師から暴行を受けたとのことです。


麻薬関連事件・情報

○ 10月14日、北ゴア警察は囮捜査により、アランボール地区のナラヤン寺院付近にて麻薬を所持するインド人男性を現行犯逮捕しました。この男性は、約1年前からゴアに滞在し、コックとして働きながら麻薬売買に関与していたようで、逮捕時には市価70,000ルピーの麻薬を所持していたとのことです。
(10月15日付け現地紙)


交通関連情報

○ ゴア州での交通事故数が増加しています。主な交通事故は、若者によるバイク関連の事故で、事故原因は道路の状態が悪いためとされていますが、その一方で、交通違反者の大半がバイク運転者であり、マナーが悪いのがその一因であるとしています。

事故総数    (2009年)3,300件    (2010年)3,600件

死亡者数    (2009年)    214件    (2010年)    248件

人身事故    (2009年)    155件    (2010年)    215件

物損事故    (2009年)1,571件    (2010年)1,920件

違反検挙数  (2009年)191,595件  (2010年)191,646件
(11月1日付け現地紙)


その他情報

○ ゴア州では、10月の観光シーズン以降は、プロの物乞いが他州から集まり、外国人旅行者に迷惑をかける光景が見受けられるようになり、ゴアのイメージ悪化につながると旅行業界関係者が懸念していると報じています。
(10月20日付け現地紙)