< 安全情報(ゴア州) (平成22年8月10日) >
ゴア州で7月中に発生した事件・事故情報に基づき安全情報をまとめました。ゴア州及び周辺地域にお住まいの邦人及び同方面へ赴かれる邦人の皆様におかれましては、この情報を参考にして頂きたいと思います。
麻薬関連事件・情報
○ 7月9日、ロシア国籍47歳の密売人の男が、通称「アロ・プセウドコカイン」と呼ばれるコカイン同様の効果が得られる薬物、約250gを所持していた罪で逮捕されました。アロ・プセウドコカインは、ゴア州内で始めて発覚した新タイプの薬物であるとのことです。
(7月10日付け現地紙)
○ 7月9日、ケニア国籍39歳の男とガーナ国籍の27歳の男が、コカインを売ろうとしていたところ逮捕されました。男は、ナイジェリア人より麻薬を入手し、ゴア及びバンガロール等で売りさばいていたとのことです。
(7月12日付け現地紙)
○ 7月13日、北ゴアのポルボリム警察は、市価328,000ルピーに相当する大量の大麻を密売人から購入し、客に売る目的で隠し持っていたインド人を逮捕しました。
(7月14日付け現地紙)
一般事件・事故情報
○ 2007年から2010年までの4年間に不法滞在で逮捕された外国人は114人となります。その内訳は、2007年31人、2008年29人、2009年28人となっており、国籍別にみるとロシア、ナイジェリア、英国、イタリアなどがあげられ、ここ数年はナイジェリア人とロシア人の不法滞在者が抜きん出ているようです。2010年(1月~7月)は、すでにナイジェリア人11人とロシア人7人を不法滞在で逮捕したとのことです。
○ 7月9日、北ゴアのペルネ地区でロシア国籍33歳の男が、5月にビザが切れた後も 不法滞在を続け逮捕されたほか、北ゴアのマンダレンでロシア国籍37歳の男が、北ゴア のポルボリムでナイジェリア国籍29歳の男がそれぞれ逮捕されたとのことです。ま た、南ゴアでは、ナイジェリア国籍の男が不法滞在で逮捕されたとのことです。
(7月7日、8日、10日、28日付け現地紙)
○ 7月14日未明、北ゴアのアンジュナのホテルで、フランス国籍25歳の男性が、泥酔状態でプールに入り、溺死しました。男性は、宿泊中だった深夜までパーティの後、泥酔状態でプールに入り、溺死した模様です。今回の溺死事故では、プールサイドに水深及び注意喚起の看板等の未設置、午後5時30分以降の監視員の不在、警備員による泥酔客のプール使用黙認、さらに、時間制限なくパーティを継続し酒類を提供していたことなど、さまざまな点でホテル側の安全対策、管理体制等、事故防止対策に見落としがあったとしてホテル関係者3人が逮捕されました。
(7月15日、16日付け現地紙)
その他情報
○ モンスーンに入って2か月間、ゴアでは連日降雨が続いており、通常だと雨期全体の降雨量が250~300cm、7月までの平均降雨量が188cmのところ、7月末までに230cm近くの降雨量を既に記録しています。これに伴い洪水や土砂崩れの被害が出ていることから、ゴアに来られる方は天気予報やフライト情報、道路状態、鉄道運行情報などのチェックをされるようおすすめします。