< 安全情報(ゴア州) (平成22年7月9日) >


ゴア州で6月中に発生した事件・事故情報に基づき安全情報をまとめました。ゴア州及び周辺地域にお住まいの邦人及び同方面へ赴かれる邦人の皆様におかれましては、この情報を参考にして頂きたいと思います。


麻薬関連事件・情報

○ 6月1日、ゴア州警察では、ムンバイより到着したバスより約1.5kgの麻薬を 発見し、南ゴア出身のインド人の男を逮捕しました。男は、ゴア~ムンバイ間を運行するバスを所有し、営業の傍ら麻薬等をムンバイから仕入れ、流通させていたとのことです。

○ 6月22日、北ゴアのマプサ警察では、麻薬売買に関する情報を元に張り込み捜査中の警察官が、麻薬売買の客待ちをしていた男を110gの大麻所持で現行犯逮捕しました。また、6月24日にも、約110gの大麻所持の男2人をそれぞれの場所で逮捕しましたが、手口が似ている事から背後に同一の麻薬組織が関与していると見られ、捜査を続けているとのことです。

(6月3日、6月23日、6月24日、6月25日付け現地紙)


一般事件・事故情報

○ 6月7日、北ゴアのカラングートでは、偽造パスポートを使って盗難届の出ていた トラベラーズチェックの換金をしようとした男が逮捕されました。男は、英国のパスポートの写真部分を貼り替えて偽造し、20ポンドのトラベラーズチェック5枚を換金しようとしところ警察に通報され、逮捕されたとのことです。

(6月9日付け現地紙)

○ 6月8日、南ゴアのコルバビーチでフランス国籍の男性が海で溺れ、死亡する事故が発生しました。男性は、娘と一緒に泳ぎに行きましたが強い波に引き込まれ行方不明となり、翌日水死体で発見されたとのことです。

(6月8日付け現地紙)

○ ゴア州警察では、北ゴアのディスコで、旅行者を対象とした大掛かりな売春ビジネ スを摘発し、ディスコ関係者、旅行者等10人を逮捕したとのことです。

(6月17日、6月29日付け現地紙)


交通関連情報

○ ゴア州交通省は、現在の交通違反罰金が1994年に決められたもので見直しの必要があるとし、この2か月内に罰金を大幅に高める方針とのことです。この改定により、これまでの罰金が最高で5倍となることから、違反常連者の減少が図られるものとしています。また、交通省では、近年のバイクによる交通事故の増加を重く見て、現在実施中の国道でのヘルメット着用義務を州内全域の道路に拡大するとともに、国道では同乗者へのヘルメット着用も義務付ける意向であるとのことです。ちなみにヘルメット無着用の場合、罰金は現在の100ルピーから500ルピーになるとのことです。

(6月5日、6月22日、6月23日付け現地紙)


テロ対策

○ ゴア州警察では、一般市民のほか、特にレストラン、スーパーマーケット、映画館などに対し、新聞紙上においてテロリスト撲滅「対テロリストのDO とDON’T」を示し、警察への協力を呼びかけました。以下がその抜粋です。

・ 来客の所持品検査の徹底、実際に中身をチェックすること
・ 不審な動きをする人物を確認した際は直ちに警察に連絡すること
・ CCTVを設置すること
・ 身分証明なしで客から小包やバッグを受け取ったり、保管したりしないこと
・ 身分証明を持たない者を雇わないこと
・ 身元や経歴を確認できない者に家屋や店舗を賃貸しないこと

○ ゴア州では、6月14日付けでインド刑法のもと、身分証明書を持たない者にはインターネットカフェの利用を許可してはならないとの法令を8月13日まで60日間施行すると告示しました。これによりインターネットカフェのオーナーは客に運転免許証、パスポート、投票カード、写真付クレジットカードなど身分証明証の提示を求めることになり、このほかにも客に対し、自筆で氏名、住所、電話番号、署名を求めることを義務付けることになるとのことです。

(6月6日、6月17日、6月19日、6月25日付け現地紙)