平成24年9月21日
< 預言者ムハンマドを侮辱する映画に対する抗議デモに関する注意喚起 >
1.9月11日以降、動画サイトに掲載された米国映画の映像が預言者ムハンマドを侮辱するものだと主張し、各地で米国施設等に対する抗議デモ・襲撃等が発生しています。抗議活動は、イスラム教国を中心に、中東・北アフリカ、西アジア、南アジア、東南アジア、欧州等の20カ国以上で発生しており、特に、エジプト、リビア、イエメン、スーダン、チュニジア、パキスタン、レバノンでは死者が発生しています。米政府は、スーダン、チュニジアについて、緊急事態対応以外の米国政府職員の出国を指示する等しているほか、21日にはインドネシアの全ての米国大使館・総領事館をデモのため臨時閉鎖する予定とも報じられています。
2.上記に加え、報道によれば、19日、フランス雑誌が預言者ムハンマドを侮辱する内容の風刺画を掲載、これを受けて仏外務省では21日、20カ国のフランス大使館とフランス人学校を閉鎖すると発表した模様です。
3.今後も引き続き、イスラム諸国を中心に類似の抗議デモ・暴力事案等が発生する可能性が排除できません。つきましては、これらの国・地域に渡航・滞在される方、及び、既に滞在中の方は、最新の情報の入手に努めるとともに、米国やフランスの関連施設には近づかない、デモ等に遭遇した場合には、決して近づいたりせず速やかにその場を離れる等、自らの安全確保に努めてください。
4.ついては、在留邦人の皆様におかれましては、テロや暴動等不測の事態に巻き込まれることのないよう最新の治安情報入手に努めて行動してください。特に多くの人が集まる公共の場所(独立記念日等の各種行事を含む)には用事がない限り近づかない、デモ(パレード)隊等には近づかない、家族や所属企業に行動予定を知らせておく等の安全対策を心掛けて下さい。
(問い合わせ窓口)
○在ムンバイ日本国総領事館
電話: (91) -22-23517101
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902
(外務省関連各課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)3680
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)