平成23年8月11日



インド独立記念日前後における注意喚起



1.8月15日(月)はインドの独立記念日です。同日は、インド各地で関連行事が行われ、政府要人を始め多くの人が各行事へ参集することが見込まれます。
治安当局は、毎年この時期にテロ事件等に対する警戒レベルを上げて警備態勢を敷きますが、今年は、7月13日に発生したムンバイ市連続爆弾テロ事件や、最近のテロ脅威情報等を受けて、より一層厳重な警備になることが予想されます。


2.ムンバイ市では、先月のテロ事件発生以降、引き続き空港や主要駅などを始め、宗教施設、学校、病院、ショッピングモール、商業地域等多くの人が集まる場所において厳重な警戒が敷かれています。
ムンバイ市警察は、独立記念日前後は通常の警備態勢よりもさらに多くの警察官を動員し、警戒にあたるとしています。また、この厳重な警戒態勢は独立記念日後もしばらく続くものと見られます。


3.在留邦人の皆様におかれましては、かかる状態を踏まえ、不測の事件やトラブルに巻き込まれることのないよう十分注意すると共に、緊急時における安全対策の再確認をお願い致します。家族や所属企業に行動予定を知らせておく等の安全対策を心がけ、多くの人が集まる場所や施設等への外出はなるべく避け、必要な場合は所用以上に長居することなく、周辺の状況に警戒しながら行動してください。身の回りに異変を感じた場合は、速やかにその場を離れ安全な場所へ避難してください。


4.外務省では、「海外安全ホームページ」において「スポット情報」、「危険情報」等を掲載しており、最新スポット情報として、「ムンバイ市における連続爆弾テロ事件の発生に伴う注意喚起」が掲載されています。また、世界各国・地域毎のテロ情勢や注意事項をお知らせしていますので、海外に渡航される方におかれては、渡航前にこれら情報にご留意いただくとともに、爆弾テロ事件に関しては、「安全情報問い合わせ先」も御参照ください。