平成22年8月23日
< 宗教的祭日シーズン時期における注意喚起 >
1 一部当地紙(20日付)によれば、中央政府内務省は、パキスタンに拠点を置くイスラム過激派ラシュカレ・エ・タイバ(Let)が、来るインドの宗教的祭りシーズンにテロを実行する恐れがあるとして、全国の治安機関に警戒を強めるよう注意喚起を発した旨報じています。
具体的には、ムンバイ、デリー、コルカタ、バンガロール、ジャイプール、アーメダバード、スーラト(グジャラート州)、ティルアナンタプーラム(ケララ州)、等に注意喚起を発しており、特に8月23日のヒンドゥー教祭り「オナム」、8月24日のヒンドゥー教祭り「ラクシャ・バンダン」、9月13日のイスラム教祭り「エイド・ウル・フィター」等がテロに狙われやすいと報じています。
2 また、当地ムンバイにおいては、9月11日から22日まで「ガネーシャ祭」が行われます。この祭りは、ヒンドゥー教の神様の一つ「ガネーシャ」の誕生を祝い、特にマハーラーシュトラ州で盛大に行われ、祭りの最終日には数万の人々がムンバイ市内のチョウパティ・ビーチに集まり、各地で飾られたガネーシャ像をアラビア海に流します。
さらに、インド全体では、10月8日から17日まで「ダシェラ祭」、11月3日から7日まで、ヒンドゥー教最大の祭り「ディワリ」と祭典シーズンを迎えますが、この時期はテロに対する注意が一層必要になります。
3 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、上記事情等を踏まえてテロ事件や事故等不測の事態に巻き込まれることのないよう十分注意すると共に、特に祭りシーズンに多くの参拝者が集まる寺院やモスク、また、市場や駅等不特定多数の人が集まる場所には用事がない限り近づかないなどテロ事件に対する十分な注意をお願いします。また、外出が必要な場合には、周囲の状況に注意を払うなど安全対策を十分心掛けてください。
(問い合わせ先)
在ムンバイ日本国総領事館
電話:91-22-23517101