平成22年7月6日
< 鉄道を標的としたテロの脅威に対する注意喚起 >
本日、外務省より以下の渡航情報(スポット情報)がでましたので、皆様にお知らせ致します。
1 7月5日付のインド地元紙は、マオイスト(インド共産党マオイスト派(CPI-M))が各報道機関に対し声明をテープで送りつけ、「鉄道の運行を妨害する」としてテロ予告を行うとともに、7月7日と8日の両日は列車を利用しないよう警告していると報じています。また、マオイスト側は7月1日のリーダー殺害に抗議することを本テロ予告の目的としている、とも報じています。
2 また、西ベンガル、ビハール、オリッサ、ジャールカンド、チャッティースガル、アンドラプラデーシュ及びマハラーシュトラ州では、過去にマオイストによる鉄道へのテロ事件が発生しており、5月28日には西ベンガル州において特急列車の脱線事故で148人が死亡するというマオイストの関与が疑われる事件も発生しています。
3 ついては、インドに渡航・滞在される方(特に鉄道を利用される方)におかれては、上記事情を踏まえて、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう十分注意するとともに、特にマオイスト等の反政府勢力が活発に活動している地域にやむを得ず訪問する場合、鉄道の利用は避けるか日中に限定する、家族や所属企業に行動予定を知らせておく、緊急時の連絡手段を携行するなどの安全対策に十分心がけてください。また、テロ事件が発生した場合の対応策を再検討し、状況に応じて適切<な安全対策が講じられるよう心がけてください。
4 さらに、インドに関する他の危険情報にもご留意いただくとともに、爆弾テロ事件に関しては、「安全情報問い合わせ先」も御参照ください。