安全情報(ゴア州) (平成21年6月10日)
ゴア州で5月中に発生した事件・事故情報に基づき安全情報をまとめました。ゴア州及び周辺地域にお住まいの邦人及び同方面へ赴かれる邦人の皆様におかれましては、この情報を参考にして頂きたいと思います。
麻薬関連事件・情報
○ 5月1日、オリッサ州出身の男性27歳が、麻薬取締法違反の容疑でアン ジュナ警察によって逮捕されました。
警察によりますと、同日午後、この男性が警察の車両を見て慌てて逃げようとしたため職務質問をしたところ、所持品の中から3.8kgの麻薬(ガンジャ)が見つかり、その場で逮捕したとのことです。
男性は、逮捕される7日前にゴアに入州し、北ゴア・ポルボリムの建築現場で働いていましたが、麻薬は友人から手渡されたと自供しており、現在事件の背後関係の捜査が進められています。
(5月3日付当地紙)
○ 5月5日、マプサ裁判所は、麻薬犯罪で公判中だったネパール国籍の28歳男性に、実刑10年並びに罰金10万ルピー若しくは6ヶ月の追加実刑の判決を下しました。 男性は、昨年2月5日、北ゴア・ペルネのガソリンスタンド付近において、約18kgのチャラスを所持していたところを現行犯で逮捕され公判中でした。この男性の自供によれば、大量の麻薬はネパールから運ばれている模様です。
(5月6日付当地紙)
○ 5月6日、北ゴア・シオリムにおいて、ロシア国籍の36歳男性が麻薬所持の罪で逮捕されました。
警察によりますと、男性は、北ゴア・シオリムにあるSFXスクール付近において、20gの麻薬(市価10万ルピー相当)を隠し持っていたところを現行犯で逮捕されました。また、男性の住居からは、マリファナと見られる植木鉢も発見され、現在鑑定を行っています。
(5月8日付当地紙)
○ 5月23日、北ゴア・シャポラのスーパーマーケット付近で、スコットランド国籍の44歳男性が、2.77kgのチャラスを所持し売買目的で客待ちしていたところを、事前情報に基づき捜査網を張っていた警察によって逮捕されました。
(5月24日付当地紙)
一般事件・事故情報
○ 5月8日、コンカン鉄道の線路上において、ロシア国籍の19歳女性がバラバラ死体の状態で発見されました。
ゴア州FRRO(外国人登録事務所)によりますと、今年に入り、6人ものロシア人の死亡が報告されていますが、数で見ると英国人が11人と最も多く、また、死亡した外国人のほとんどがインドに入国して6ヶ月以内に死亡していることが明らかになっています。ロシア人の過去の死亡者数は、2007年5人、2008年8人で、英国人は、2008年に15人、2007年は20人、2006年は16人となっています。
(5月21日付当地紙)
○ 5月5日、14日の両日、南ゴア・マルガオ市場において、1000ルピーの偽札を使って買い物をしようとした男らが逮捕されました。
こうした事態を踏まえ、州内の百貨店では、下記のような案内板を掲示して客に協力を求めています。
「只今、最近出回っている偽札や破損紙幣(100、500、1000ルピー札)を、お支払の際に、レジのスタッフにより細かくチェックさせて頂いておりますが、ご協力の程宜しくお願いします。尚、偽札を所持していた場合、罰せられる場合があります。」
(5月14日付当地紙)
※ 買い物の際にもらったお釣りにも偽札や破損紙幣が混入する可能性があるため、その場で確認するなど対策を心がけてください。
交通関連情報
○ ゴア州では、5月9日から1週間、バイクのヘルメット着用のための取締が行われました。
交通警察によりますと、この取締期間中に州全体で4,000人を超える違反者を検挙し、総額40万ルピーの違反金(1件100ルピー)を徴収しました。
一方、路上等ではこうした取締を逃れるため、規定に反する偽ヘルメット(プラスチック製で容易に潰せるもの)がおよそ150ルピーで売られているという実態もあり、NGOの調査によりますと、2006年から2008年までの3年間で、約250件の偽ヘルメットが押収された模様です。
警察は、こうした偽ヘルメットの着用者についても取締を行っており、販売者にも罰金を課すと警告しています。
(5月28日付当地)
その他
○ ゴア州沿岸の安全を管理している機関は、5月27日から9月15日まで遊泳禁止の措置をとったとして、ホテル等に対して遊泳禁止のプラカードやリーフレットを作成し、滞在客に対する注意を促しています。
(5月26日付当地紙)
※ モンスーン前後は特に遊泳時の事故が多発しますので、海流や水の流れに十分注意を払ってください。